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高野山旅日記⑦

2009 年 10 月 25 日

20091025
高野山には、案内犬の「ゴン」という有名なワンコがいる。

フリー百科事典「Wikipedia(ウィキペディア)」によれば、
昭和60年代(1985~1988年)に、九度山駅と慈尊院を結ぶ
途中にある、丹生橋の近くに住みついていた紀州犬と柴犬
の雑種である白い雄の野良犬が、やがて慈尊院や高野山
の参詣者・ハイキング客を案内するようになった。

慈尊院から聞こえる鐘の音を好んでいたため、いつしか
この野良犬は「ゴン」と呼ばれるようになった。

最初の頃は、九度山駅と慈尊院の間を案内するだけだったが、
1989年(平成元年)頃から、慈尊院をねぐらとして、高野山町
石道の20km強の道のりを朝、慈尊院を発って、夕方に高野
山上の大門まで道案内し、夜には慈尊院に戻る毎日を送って
いた。

しかし、長く険しい山道を連日のように歩き続けたため、
体力的・年齢的にも相当の負担がかかったようで、1992年
(平成4年)をもってガイド犬を引退し、その後、老衰のため、
2002年(平成14年)6月5日、午後3時50分に息を引き取った。

約1,200年前の弘法大師の時代にも、高野山の案内犬がいた
という伝説があり、このゴンは「弘法大師の案内犬の再来・
生まれ変わり」などと呼ばれ、親しまれていた事もあって、
同年7月23日に慈尊院住職の計らいで、境内の弘法大師像
の横に、ゴンの石像が載せられた「高野山案内犬ゴンの碑」
が建てられた。

現在、慈尊院には、晩年のゴンと共に暮らした雄犬「カイ」
がいるものの、ガイドは行っていない。

私は今回、初めて知ったのだが、高野山と犬は非常に深い
関わり合いがあるのだ。犬は大昔から賢いんだよね。

ウチのみゅ~ちゃんとは大違いだ(笑)

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