2011 年 4 月 20 日 のアーカイブ

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ゼオライトと放射性物質を考える勉強会 in 永田町・参議院会館

2011 年 4 月 20 日

永田町駅の1番出口から地上に上がり、すぐ右に見える大きな新しい
建物が参議院会館だ。中に入ると、まず空港と同じ、金属探知機の
チェックを受けなければならない。その後、通行許可証を手渡され、
ゲートを抜けると、私はそのまま地下の食堂へと向かった。

生まれて初めて訪れた参議院会館は、あまりに立派すぎるビルだった。
これも全部、税金なんだよね。地下にはタリーズコーヒーやセブンイレ
ブンがあり、一番奥に食堂がある。

この建物自体、セキュリティーが超厳しく、普段は決して入れない所な
ので、今日は記念に食堂で、ランチを食べようと意気込んで来たのだ(笑)。

まずはチケットを買い、食堂へと入るのだが、一般席と議員のセンセイ
席は、しっかり分かれていた。私は500円のラーメンを食べ終えると、
すぐに建物探検へと向かったが、特に興味を引くものはなかったなぁ。

今回の主催は、「食と命を守る会」のためか、また平日の昼間という事も
あり、参加者は高齢の女性が目立つ。福島から来た農業を営む女性は、
参議院会館に入る時、金属探知機が鳴ったのは、自分が放射能を浴び
ているせいかと思い、ギクリとしたと語っていた。

今回の「ゼオライトと放射性物質を考える勉強会」は、福島原発の放射性
物質汚染の処理と、拡大を防ぐために行われたものだが、先ほどの女性は
「福島原発、福島原発と皆さん言いますが、東京電力の原発が福島にある
だけで、福島原発ではありません! 福島の人は、ここで作られた電気を
使っていません!」とキッパリ発言された。

これが福島で長年、農業で生活してきた方々の心の叫びだろう。東電は
放射能の吸着率が一番といわれる物質ゼオライト、10,000kgを排水管
に投入したそうだ。

ちなみに、「ゼオライト」全般については、このサイトがわかりやすかった
http://oo.spokon.net/seiki/master1/kaisetu/zeoraito.htm

それにしても最近、とみに感じるのだが、ゼオライトを始め、放射性物質
の危険性等について、Mr.ニュースこと池上彰さんのように、誰でもわか
りやすく、丁寧に説明してくれる人は日本にいないんだろうか? 

学者や研究者は日々、真面目に取り組んでいるんだろうけど、何だか
トンチンカンなんだよね。みんなが本当に聞きたい事に、全然答えて
くれない。教えてくれない。わかってくれない。

つーか、濁しているんだか、耄碌(モーロク)しているのか。ホント伝達力
のなさをまじまじと感じるんだよね。あれじゃ、伝わらないよ。みんな目に
見えない放射能に怯え、不安で仕方がなく、心配でたまらないのだ。

深い専門知識を持った上で、「難しい事を簡単に、簡単な事をより深く」
伝える事のできる人=プロフェッショナルが、今こそ求められている!

これからも、私なりの勉強を続けていきたいと思う。

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