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インドに導かれているお客様・前篇

2012 年 7 月 25 日

最初にお会いしたのは、東京ビッグサイトで行われた「癒しフェア2011
in 東京」だった。あれから早1年、もう何度も空庵事務所に来て頂いてい
る常連の方だが、この度、初の海外旅行でインドに行かれる事になった。

今までの経緯を伺っているだけに、どう考えてもインドに導かれていると
しか思えない。精神世界系にご縁があっても、インドに導かれてる方は
稀なのだ。思えば私が最初にネパール&インドを訪れたのは、今から
10年以上も前の事で、まだ空庵を立ち上げる前だった。

結果としてこの旅行は、大失恋の後に行く事になり、元彼には「俺と付き
合ってるのに、一人でインドに行くなんて信じられない」とさんざん責めら
れた。別にバックパックを背負って、何ヶ月も一人旅に出る訳ではなく、
大手旅行会社のツアーで1人参加するだけなのに、年下の彼氏には
全く理解できなかったようだ。

1ヶ月で体重が4キロ以上も減り、身も心もボロボロになって、毎日泣き
暮らしていた。そんな時にぬわ~んと、ガンジス河でお誕生日を迎え
る事となったのだ。海外旅行でBirthdayを迎えたのは、後にも先にも、
この時だけだった。

大失恋の私は性格を呪い、自分の中の嫌な部分や直したいところ等を、
お供物と一緒にガンジス河に流して来た。水面に触ると、皮膚病になる
といわれたが、私は何度も水の中に手を入れた。本気で生まれ変わり
たかった。そして、皮膚病にも全くならなかった。

よくインドで奇跡を体験する話を聞いていたので、仏教の聖地を訪れる
度に、私の期待感は膨らんでいたが、ミラクルは最後まで起きなかった。

だが、辺り一面に咲く美しい菜の花畑や、ハローハローと無邪気に手
を振ってくれる可愛い子供達、人々の穏やかで優しい微笑みに癒され、
生きる火種をもらって、帰国した気がした。物心共に、もっとシンプルに
なれる、とも思った。

そして、この数年後に様々な偶然や出会いが重なって、ココロのお休
み処“空庵”を立ち上げる事となる。つまりは・・・

大失恋&過去は感謝なのだ\(^o^)/

つづくーっ

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