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社会人の悪循環

2017 年 3 月 11 日

学生時代は、能力を測る物差しがほぼ一つで、それが学力。

いわば偏差値であり、模範解答がある世界だ。正解の数が

多ければ多いほど、テストの点数が高くなり、上のクラス

に行けるし、レベルの高い学校にも入れる。もちろん

スポーツなどの特技も評価の対象にはなるが、基本は学力

だろう。なぜかといえば、学生だからだ。これが社会人に

なると、能力を測る物差しが増え、何より模範解答となる

ものがない。偏差値のようなわかりやすい基準がなくなる分、

コミュニケーション能力が最も問われる世界となる。

単に仕事ができる、だけではダメで、時間のマネジメント

や会話力、表現力、性格など、問われるのは総合力だ。

「周りのレベルが低すぎて、自分の能力が思うように

発揮できない。もっと上のクラスの会社に行きたい」と

言う方がいて、転職活動をされているが、書類選考で

落ちている。今いる会社は、周りが皆バカに見えて、

話す気にもならないと言うが、それをすればするほど、

社会人としての総合力が、目に見えて下がっていく事に

気がつかない。でも、大人になればなるほど、それを誰

も注意してくれなくなるので、裸の王様に拍車がかかる。

更に職場で浮いた存在となり、転職を切望するものの、

うまくいかない。こうなると、悪循環のエンドレスだ。

学生時代に優秀だった人ほど、プライドも高いので、

これに陥りやすい。ここを抜け出すには、自分で気が

ついて改めていくしかないのだが、冷徹な眼差しを持つ

って、一番勇気がいるし、一番見たくない自分との対面

でもある。キーワードは「謙虚」さだろうか。相手は鏡

であり、今の私に、大切な事を教えてくれている。

気づけよ、自分。

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