2004 年 11 月 2 日 のアーカイブ

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「酉の市」in 東京足立区花畑「大鷲神社」

2004 年 11 月 2 日

20041102
キッカケはデザイナーの友人が、「こんなのあるんだけど、もし興味あれば行ってみない?」

と見せられた新聞の切り抜きだった。友人は指をケガして、厄祓いと言う。うーん、私も祓い

たくなってきた(笑)。酉の市は昔から知っていたが、行った事はない。現在、都内で10数ヶ所

の酉の市が開催されているが、足立区花畑の大鷲神社を「上酉」、千住にある勝専寺を「中酉」、

浅草の鷲神社を「下酉」と称しており、江戸時代から続いていた酉の市は、この3ヶ所だった。

明治時代になり、千住・勝専寺の酉の市が閉鎖され、花畑の大鷲神社と浅草の鷲神社とが、

唯一江戸時代から続く酉の市となった。浅草の鷲神社は、東側に新吉原という遊郭があり、

酉の市御例祭の日には、遊郭内が開放されたといわれ、地の利も加わり、最も有名な酉の

市として、現在に至っている。だが、どうせ行くなら発祥の地、上酉の大鷲神社に行こうじゃな

いかという事になり、竹の塚からバスに乗った。江戸時代、大鷲神社のある辺りは、豊かな

水田に恵まれ、秋に収穫を祝う祭りでは、酉の日に農具を売る市が立った。18世紀末頃、

江戸の商人達が、縁日の酉を“取る”という言葉にかけ、熊手を金銀を取り込む道具に見立て

て、商売繁盛の縁起物とした。これ以外にもお多福面、入船などの縁起物が露店で商われる。

「八人の頭になれる」との縁起から、八ツ頭という芋が売り出され、お酉様では必ず、熊手と

芋を買うものとされていたそうな。大鷲神社は浅草と違い、ジモティーの人しか来ないようで、

暗~い夜道を歩いていると、だんだん不安になってきた。「ねぇねぇ、ホントにやってんの?

ポスターとかも全然見ないよ」「うん、でもこの道で間違いない。もう少しなはず」。祭りの

お約束、ヤンキーっぽいグループが見えた。おーっと、目的地は近いぞ(笑)。かすかに縁日

の匂い、ソースの香りもしてきて、わたあめ袋を持った親子を発見! 人通りも増え、目の前

が急に明るくなる。ワーイワーイ、着いた着いた♪ 参道の両脇に屋台が並ぶ懐かしい風景は、

今も昔も変わらない。まさに♪ジャペーンの世界だ(笑)。お祭り大好きな私には、自然とパワ

ーがみなぎり、エネルギーが湧いてくる。金魚すくいならぬ、人形すくいだってさ。射的は健在

だよ。牛串1本500円? そりゃ高いな。タコ焼き屋が多すぎで、お面屋がない。来年の暦も売

ってるのね。お社は村の鎮守様って感じで、こじんまりとした雰囲気がイイなぁ。よくよく見れば、

ナマお囃子じゃないか。イマドキはどこもスピーカーだからね。Liveは貴重だよ。熊手は売約済

も多く、そのほとんどが企業だった。相変わらず縁起物は、見てるだけでワクワクしてくるね♪

右翼チック巫女未空、ニッポン人の血が騒ぐぜ(笑)。ちょっとイイなぁと思った物は、ほとんどが

15,000円以上。大きい熊手を買うと、お店の男衆が、「それでは、〇〇様の今後のますますの

ご発展を願って、いよーっ」て手を叩いて、締めをやってくれるんだよね。ミョ~に気持ちイイんだな、

コレが。つくづくニッポン人に生まれて良かったなぁと思った。やっぱ、大鷲神社で大正解!

すっかり厄祓いされましたとさ。めでたしめでたし♪

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