2005 年 10 月 11 日 のアーカイブ

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Recognition

2005 年 10 月 11 日

日常、何気なくとっている行動、無意識のうちにとっている行動。これには、
その人なりの意味づけがあります。日常生活に中においてとる様々な行
動は全て、自分の心の「欲求」から引き起こされます。

例えば家族・友人・上司などから愛されたい。あるいは、自分の行為を
他の人から褒められたい、認められたい。自分はこれだけがんばったん
だから、成功したい等々、様々な欲求が生じ、それを満たすための一種
のイライラした感情、心理的な緊張感が起こります。

その緊張から解放され、欲求が成就した時の心の安定を求めて、一瞬
のうちに心理が働き、その人は様々な行動をとるのです。

例えば、食べたいという欲求が生じ、それが成就した時、その人は心理
的な緊張から解かれ、心の安定を取り戻します。眠りたい欲求が叶えら
れた時、心理的緊張が解け、心が安定状態に戻るのです。

人間の幸不幸を定めるのは、この「欲求」と「成就」の関係なのです。

人間というものは誰でも、満足を求めて止まない欲求を持っています。
それは決して悪い事ではありません。しかし、現実にそれが満たされ
るという事は、ほとんどありません。

愛した人に愛されず、思わぬ人から思われたり、がんばってもがんば
っても思うようにいかなかったり、誠実に真面目に働いても、上司から
認めてもらえなかったり。人生は欲求不満の連続。

常に心理的緊張の中にあるのが、現実です。

社会の要求とも衝突せず、自分の欲求をも適切に処理する能力を持ち
得た心、均衡のとれた心が重要になってくるのです。これが健康な心
です。

自分の意図と違う受け取られ方をする、人に誤解されてしまう、誤解
されて「どうしてそんな受け取り方をするんだろ」と相手を責めてしまう。
これは全て相手に問題があるのではなく、自分の心にそういう傾向が
あるって事なんです。

これは直そうと思っても、直らないんです。

「自分はそういう誤解される傾向にあるんだ」。そう認識するのが大切
なんだそうです。そうする事で言動も変わってくる。

無理に直す必要はないんです。

「認識すること」

なんです。

/藤村 正宏
20051011
♪巨木巡り 氷川神社のイチョウは背が高い。境内には、仕込み前の近所の飲食店関係の人が来ていて、もう銀杏拾い放題。原価タダ(笑)。今日のお通しに使うのかな。イチョウが黄色になったら、また来ようと思う。

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