2006 年 1 月 7 日 のアーカイブ

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宮下富実夫追悼コンサート in 東京・四ッ谷

2006 年 1 月 7 日

「土曜のPM5:00~6:30、宮下君の追悼コンサートがあります。
もし良かったら、いらして下さい」

レクチャーの後の主催者の言葉が気になっていた。宮下富実夫が
亡くなって3年。名前は知っているが、CDを通して聴いた事はない。

私は宮下富実夫と喜多郎と一緒にバンドを組んでいた人と、かつ
て交流があった。日本のロック界では、伝説のバンドとして知られ
ており、その名も「Far East Family Band」という。「地球空洞説」
という名盤があるらしいが、私は聴いた事がない。

バンド解散後、メンバーは独立し、それぞれ日本のヒーリング・
ミュージックの担い手となった。私にとっての宮下富実夫は、
Far East Family Bandの元メンバーという印象が強い。

当日もらったチラシで、初めて彼の顔をじっくりと見た。それに
しても、いっぱいCD出してるんだなぁ。追悼コンサートには60
名以上の人達が集まり、宮下富実夫がずっと使っていたシン
セサイザーを息子が弾き、生前のDVDが映し出される。

ヒーリング・ミュージックと一口に言っても、定義は様々で、
万人を癒す音楽ではない。当たり前の事だが、私のヒーリ
ング・ミュージックとあなたのヒーリング・ミュージックは
同じではないのだ。胎教音楽然り。

妊婦が全員、モーツァルトを聴いて安らぐ訳でもないだろう。
胎教音楽がきっかけで、モーツァルトやクラシック音楽に関
心をもったというならわかるが、胎教=モーツァルトではない
と思う。

昨年の夏、海に行った時、寄せては返す波の音が、こんなにも
私の気持ちを優しく、穏やかにしてくれるものなのかと感動した
覚えがある。上空では時折カモメが鳴いたりするが、聴こえて
くるのは目の前に広がる海の音だけだ。とにかく気持ちいい。

たくさんの楽器も人が作った素晴らしい詩も声も、何も必要なか
った。この時の私にとって、この波音こそが究極のヒーリング・
ミュージックだった・・・

春になったら、またあの海に聴きに行こうと思う♪
20060107

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