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願望実現

2004 年 7 月 20 日

20040720
潜在意識と顕在意識の関係。実はこれらは、親と子供の関係によく似ている。

子供が毎日、お菓子を食べることを望んでも、親は「歯に悪いから」「栄養が

偏るから」と子供の望みを叶えない。幼い子供には、それがなぜなのか理解

できない。だから、願望実現しないからといって、泣く。ところが、その子供が

成長すれば、どうなるだろう? 親が自分の体や歯のために、毎日お菓子を

与えなかった事を理解し、その事に感謝し始める。願いが叶う、叶わないという

概念は、本人の心の成長度合いによって、異なってくる事が、この事から理解

できるだろう。お菓子を与えない親の気持ち。ただワガママに「ぜいたくしたい」

使う目的すらないのに「金がほしい」と願うのは、小さな理解のない子供が、親に

毎日お菓子をねだるのと似ている。例え望みが叶っても、その子供は将来、肥満

と虫歯に悩み、不幸になる事だろう。それが、本当の願望実現なのだろうか?

心の成長が伴ってない人が瞑想すれば、最初不幸になった感覚に襲われるかも

しれない。「願望実現なんてできず、不幸になってる」「瞑想は効果がない」とね。

しかし、それらの感覚は、根気よく続けていると、少しずつ本当の喜びへと変わ

ってくるはず。心の成長度合いに合わせて、「お菓子を与えない親の気持ち」を

理解し、それに感謝し始めるからだ。願望実現できない中に、高次な「真の願望

実現」が眠っている。大半の安直な成功業者は、「イメージさえすれば、毎日

お菓子がサクサク実現し、食べれます」と教え、イメトレしろ、紙に書けと言う。

そして、それが叶わなければ「あなたの否定的な思考が、その結果を招いたの

です」と、その人の「マイナス思考」のせいにする。でも、それが本当に「マイナス」な

事なのかな? お菓子を食べる事を我慢し、克服する力を身につけるよう、素晴ら

しい環境を与えてくれている。願望が実現しない環境の中には必ず、それを超える

より高次な願望実現が内在している。お菓子を毎日与えられてる子供は、我慢する

意志も弱く、何事においても、不満はかえって多くなるはず。お菓子を我慢させられ、

厳しく育てられた子供は、何事においても我慢強く、願いが叶えられた時の感謝の

気持ちも、人一倍強く、立派な子供に育つんじゃないかな。願望実現できない生活

の中にこそ、それを超える高次な願望実現が内在している。ちょっと変に思うかも

しれないが、僕はそう思っている。もう一つ、欲望は、克服しようとするほど満足し、

欲望を満たそうとするほど、渇いてくる。「苦労は買ってでもしろ」なんて、昔の人が

言ったみたいだけど、案外、人間の幸せは、普段思ってる方向と、逆方向にある

んじゃないかな。

/KEN

♪今日のお初:温泉珈琲 長い手紙と共に送られてきた。豆をゴリゴリ引く。うまいんだな、コレが。どうもありがとうございます!

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