2006 年 2 月 5 日 のアーカイブ

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坐禅②

2006 年 2 月 5 日

通常、坐禅の時間は35~40分。そこで20分ほどの休憩があり、また35~40分
坐禅をするのだが、後半部分ではお経も読む。初心者は15分くらいだが、
想像以上に長く感じる。目はつぶっちゃダメなんだって! 知らんかったぁぁぁ。

自然のままに開いて、視線は1メートル前方、約45度の角度に落としたまま、
よそ見をしてはいけない。呼吸は基本的には腹式呼吸なんだね。体を落ち
着かせるために、「左右揺振(さゆうようしん)」といって、上半身を振り子の
ように左右に揺り動かし、大から小に揺すり、坐相を正しく落ち着かせる。

そして、坐禅中は様々な思いにとらわれない事。目に映るもの、耳に聞こ
える音、鼻に匂う香り、心に浮かぶ思念にも、なるがままに、それらの一
切に引き込まれないように、気にかけない事。

参禅者の身相が整う頃、堂頭(どうちょう)が入堂して堂内を一巡し、
正しい坐にあるかを点検する。これを「検単(けんたん)」という。堂頭
が自分の後ろに巡って来た時は合掌し、通り過ぎた後に法界定印
(ほっかいじょういん)に戻す。この後、鐘が3回鳴り、これを「止静鐘
(しじょうしょう)」という。これが鳴ったら堂内に出入りをしてはいけない。

想像以上に細かい規則が多くてビックリ。まさに礼の世界だね。20分ほど
の休憩といっても、あぁぁぁ~やれやれ~と言って足を投げ出せるワケじ
ゃないんだよ(笑)。鐘が1回鳴ると、終わりの合図で、合掌し低頭した後、
左右揺振する。今度は両手の手の平を上にして膝の上に置き、始めは小
さくだんだん大きく揺り動かす。体をほぐした後、右回りをして向きを変える。

そして足を解き、ゆっくりと静かに立ち上がる。コレが何気に時間がかか
るんだよ(笑)。そして、坐蒲(ざふ)を元の形に直す。直し終わったら、
自分の坐っていた場所に向かって合掌し低頭(隣位問訊:りんいもんじん)。

次に右回りして、向かいの人に合掌し低頭(対坐問訊:たいざもんじん)。
その後、叉手(しゃしゅ)で退堂する。この叉手っていうのが、おもしろい
形なんだよね。どうして、こうするんだろう?
20060205

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